« 収穫な猫 | トップページ | 惜しかった猫 »

2009.06.07

好都合な猫

二階でキーボード叩いていると、「遊んでください」とやってくるゆず。
うわの空で相手してたり、あまりかまってあげられなかったりすると、以前はいつの間にかいなくなっていた。

らら、ゆず

でも、ゆずも小ちゃな頭で学習しているらしい。
最近は、私の膝に手をかけてくる。
おぉっ!?と思って体勢を整えると、そのまま膝の上に乗ってくる。

膝の上。私に正対してなにやら訴えたり、肩に両手をかけて伸び上がってきたり、忙しい。

さんざんかまってもらい、気が済んだらぐるぐる回りはじめる。納得するポジションが決まったら毛繕い。ゆずの毛繕いはダイナミックなので、落っこちないよう片手で背中を支えてなければならない。
そして、次第に静かになり、そうして、静かに眠りに落ちる。

温もりが気持ちいい。
柔らかさが気持ちいい。
微かな寝息も気持ちいい。

最初の頃は「また乗って欲しい」と、それはそれは気を遣った。
今では欲が出てきて「是非、定着して欲しい」と、それはそれは、いたれりつくせり。

ゆず、みんと

ただ、ひとつ問題がある。
私が座っているのは、バランスチェアというお尻と膝で身体を支える椅子。
普通に座ると膝は30度の角度で前方に落ち込むので、ゆず転落、または爪で必死にしがみついて痛タタッ!で、ゆずも私もうれしくない。

それで、体勢を整える、つまり、私がつま先立ちのようになって膝を床と平行にし続ける必要があるのだ。

つま先立ち。膝の上にはゆず5kg(たぶん)。
次第にふくらはぎが硬直化。
時間がたつにつれ、プルプルと震えそうになる私の足を叱咤激励。

そんな状態では、考え事もまとまらない。何のためにPC前にいるのかもわからない。
ある意味、一種の苦行かもしれない。
でも、それも、すべて、猫膝という快楽を得るために必要な…(違)

軟弱な下半身が耐えきれずに震えがきたりすると「居心地が悪くなりました」と、ふいと消えてしまうゆず。
「あ~、残念」と思う気持ちはもちろんですが、正直「は~、ようやく」という気持ちもあるのが心を責め苛みます。

現在の最長不倒記録は45分間。
ゆずの膝定着化、記録更新、私の心の安定のためには、強靱な下半身への肉体改造が急務です。
それには、以前から欲し~な~と言ってる休日用の自転車がベストではないでしょうか。

さっそく、うちの家計を握っているうちの奥さんに相談です。
これまでも、猫のためなら緩みがちな財布に期待しているのは言うまでもありません。

ゆず

かくかくしかじか…

「まともな椅子に替えたら?」

おぉ、目から鱗が(笑)

|

« 収穫な猫 | トップページ | 惜しかった猫 »

猫日記8:ゆず」カテゴリの記事

コメント

ゆずにゃんは、体力増強にご協力?
だとしたら、なかなかこちらに旅できませんね。

投稿: さじった | 2009.06.07 18:46

そうですね~。うちの奥さんの鋼鉄の肩も全然ほぐれてませんしね~。
そういえば、みんとなら食事タイムと睡眠タイム以外なら、暇そうにみえますけど(笑)

投稿: でじゃぶ | 2009.06.08 19:59

ん?みんと??
みんとの体力増強とダイエットに協力必要でしたら、
いくらでもお待ちしております。

投稿: さじった | 2009.06.08 20:54

 最後、なんちゅう顔してるんですか(笑)

 膝乗りネコさんは羨ましいですが、体勢とか緊急時とかはお構いなしですよね。

投稿: そうじろう | 2009.06.09 21:23

さじったさん
あ~、残念。みんとには致命的な問題がありました。
その問題というのは…。あとで記事書きますね(^^;)

そうじろうさん
最近、ときどきこの顔が写っているんです。個人的には“黒ゆず”と呼んでます(笑)
つい先ほど、また膝に乗ってきましたが、実は、向こう向いてこんな顔してるのかもしれませんね(^^;)

投稿: でじゃぶ | 2009.06.09 22:05

おかしい!バランスチェアで膝に猫のっけてるなんて、ありえない!すごい修行です。
猫のためとは言え、でじゃぶさんはすごすぎます・・・。

投稿: harumi | 2009.06.11 23:11

おかげで、ふくらはぎがなんとなくぶっとくなりつつあるような気がするんですが(^^;)
膝に乗ってくれるなら、なんでもやると言いたいところですが、比較的軽いゆずだから、まだなんとかなってます。でも、みんとあたりだと数分で「降りてくれ~」って叫ぶかもしれません(笑)

投稿: でじゃぶ | 2009.06.11 23:59

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 好都合な猫:

« 収穫な猫 | トップページ | 惜しかった猫 »