子猫拾っちゃった
「子猫拾っていい?」
出社したばかりの私に妻から電話があったのは、1993年8月24日。暑い夏の日のこと。
びゃ~びゃ~と泣き叫ぶ声を探したら、近くの植え込み、ダンボールの中で子猫が必死で鳴いていたとのこと。
妻が好きな白黒柄。しかも子猫。
「先住猫のくーちゃんが機嫌を損ねて出て行っちゃうのでは?
「2匹はちょっと・・・
そんな話もしたが、このままだと夏の太陽の中で無事にすむはずもない。
里親を探すということで、保護しようということになった。
私にとって初めての子猫。喜色満面、にっこにこ。
まわりに「子猫拾った」と言い回る。(だから、あまり遅くまで残業しないぞ、の意)
帰宅。家具の隙間に入り込んで寝ている子猫発見。うっわぁ~ちいさい。手のひらサイズ。
昨夜棄てられて、今朝近所をたらいまわし。最後に植え込みに放置されたらしい。
シーチキンと子供のメモ(かわいがってください)が入ったダンボールの中で、おしっこまみれ。
よほど怖い思いをしたのか、ずっと隙間や暗がりに逃げ込んでいるそうだ。
数日もすれば慣れるだろうと、ときどき覗くだけで、対面はがまんがまん。
ちょっと心配だったくーちゃん。出て行くどころか、いろいろ子猫の面倒をみてくれるようになり、外出時間も短くなっていった。
「くーちゃん、ちっこいのどこ?」って聞くたびに、子猫のいるところに行って“ここ”って教えてくれるのには驚いた。
1993.9-べる-さっきまで遊んでたのに
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コメント
犯罪的に可愛すぎる!
投稿: だいず | 2004.03.29 10:41
人の手や足に穴を開けて回るような凶暴な猫になるとは重いもしなかった頃の写真です。
ようやくおとなしくなったものの、まだべるといるときは、軽い緊張感に包まれますです(^^;)
投稿: でじゃぶ | 2004.03.30 02:33