突然の猫
それは、蒸し暑い日曜日にかかってきた一本の電話から始まった。
あれこれ支度。Googleで調べた経路情報を元に、バス、電車を乗り継いでいく。
目的の駅。そして、もう陽も暮れてしまった細い急坂を大汗をかきながら登る。
ようやくたどり着いた先に待っていたのは。
小さい。可愛い。
想像していたよりも、かなり小さく手のひらサイズ。可愛い。(^_^)
手のひらを差し出すと、小ちゃな口を大きく開ける。可愛い。(^o^)
声は聞こえない。でもシャーと威嚇しているようだ。可愛い。(^_^;)
そっと移し替えたキャリーバックを大事に抱えて、とんぼ返り。
#突然の乱入者に驚いたその家の猫ちゃん達に逢えなかったのは残念、残念。
帰路、鳴くかと思っていたけれど、意外とおとなしい。
長時間の移動で大丈夫かなと、キャリーバックの天板(スモーク)越しに頻繁にのぞき込む。
じっとくるまっているかと思えば、ときどき動き回ったり、足元よたよたで転がったり。
目が合うと聞こえないシャーをしたりしていたけれど。
不思議と乗り継ぎが良く、一時間半足らずで帰宅できたのは、この子猫の行いが良いせいだろうか?(^_^)
帰宅。お腹空いてたろうと、真新しい哺乳瓶に猫ミルク。うまく飲んでくれるかと心配したのもつかの間、すごい勢いで飲む飲む飲む飲む。
鳴かない。初めて聞けたのが威嚇音。でも良く聞くシャーじゃなくて、カッ!とかタッ!とかって感じの破裂音(^^;) 大丈夫?
慣れない環境。角や暗がりに隠れようと、よたよた歩く小さな毛玉は危なっかしい。
何かいいものは。そうだ。納戸に積んでるあれ。
みなにゃん大にゃん気→喜んで増設→とたんに見向きもしなくなった猫ベッドに、ようやく活躍の場が。
あれこれ名前を考える。
悩むのはうちの奥さんで、発想が貧困な私は拒否権を行使するのみってのもいつも通り(^^;)
丸一日掛けて“うずら”に決定~。
翌日は、早めに退社させてもらい動物病院へと。
体重は297g。生後1か月位との見立て。
ゆずはもっと大きかったし、ららっ子はららお母さんがきっちり面倒見てたしで、幼猫への質疑応答や注意事項をしっかり聞いて。
うずら、うずら、うずら。うず、うったん。
でも“うず~”と呼ぶと、ゆずが「抱っこしてくれるんですか!」と反応してしまうことに気づき、ほどなく“あずき”に改名しました。
“うずら”も気に入っていたんですけどね(^^;)
元気に育つんだよ!
でもね、今度こそ、3年ぐらい子猫の姿のままでいいからねっ!(笑)
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